離乳食で困ったことや悩みがあるとき、離乳食の本を見たり、インターネットで検索する方が多いですよね。
それで解決すればいいのですが、
っていう方もいるのではないでしょうか。
インターネットの情報って一般的なことしか書いていないですし、本当かどうか判断できない情報もあったりして、わたしも「結局どうしたらいいの?」と思うこともありました。
離乳食って情報を探せば必ず解決できるってものではないんですね。状況はひとりひとり違うし、発達もそれぞれです。
だからこそ、離乳食本やインターネットで調べても解決できないことは人に相談することをおすすめします。
ママ友に相談するのも良いんですが、たくさん情報を持っている離乳食の専門家に相談するのが解決の近道です。
この記事では
- 対面や電話で専門家に相談できる窓口一覧
- 離乳食の相談をするときに注意すること
を書いています。
専門家に相談することで、赤ちゃんの離乳食に悩んでいるママやパパの不安が吹きとんで、気持ちがラクになったら嬉しいです。
離乳食の専門家は?
離乳食の専門家は管理栄養士・栄養士です。市区町村の離乳食講座や粉ミルクメーカーの離乳食相談は管理栄養士や栄養士が担当しています。保育園やこども園で実際に離乳食を作っているのも栄養士です。
他に、看護師、保健師、理学療法士、歯科衛生士などの国家資格者が専門的に離乳食を指導している場合もあります。
離乳食には、離乳食インストラクター、離乳食アドバイザー、乳幼児食指導士など民間資格もあります。
国家資格がなくて、民間資格をとって離乳食を教えている場合もありますし、資格をとらず自分の経験で離乳食を教えている方もいます。
専門家に相談するには、対面で相談する場合と電話で相談する場合があるので、解説していきます!
離乳食の対面相談
離乳食を対面で相談するメリット・デメリット
- 赤ちゃんの状況をこまかく相談できる
- 資料や現物をみながら説明をうけられる
- 顔がみれるので安心感がある
- 足を運ぶ手間がかかる
- 曜日や時間が決まっている
対面だと顔を見ながら(赤ちゃんを見てもらいながら)、相談できるのが一番のメリットです。資料の写真や離乳食のモデルを見ながら話ができるので、離乳食のかたちや量についてもわかりやすいです。
赤ちゃんの状況をこまかく伝えて相談できるのが良いですね!
曜日や時間が決まっていたり、わざわざ足を運ぶ手間がかかってしまうのはデメリットですが、可能なら、対面で直接相談するのが一番ママやパパが安心できると思います。
対面相談できる場所一覧
かかりつけ医
「離乳食をはじめる時期について」など、赤ちゃんの体重や発達に関わっている相談は診察のついでにかかりつけ医に聞いてみるのもいいと思います。
栄養や離乳食の作り方についての細かいアドバイスはないかもしれませんが、医師に相談できると安心できますよね!
保健所・保健センター
保健所や保健センターには管理栄養士がいますので、離乳食全般について相談できます。
離乳食講座はある自治体とない自治体がありますが、離乳食講座とは別に育児相談の時間が決められていて、管理栄養士や保健師に相談ができます。
自治体によっては電話相談を受け付けているところもあります。
離乳食に悩んだとき、まずはお住まいの地域の保健所や保健センターの育児相談に行くのもおすすめです。
子育て支援センター・育児サークル
子育て支援センターや地域の育児サークルでは離乳食講座をしている場合があります。無料で参加できるものが多いです。
個人の離乳食講座
個人で離乳食講座をひらいている方もいます。調べるときは、インターネット検索かFacebookやInstagramなどのSNSでイベント情報を探してみてください。
ベビー・キッズ用品店の離乳食相談会
ベビー用品店のイベントで、粉ミルクメーカーの管理栄養士による離乳食相談会が行われています。
お買い物のついでに相談できるのはとっても便利ですよね!
トイザらス・ベビーザらス

相談内容 | 母乳・ミルク、離乳食、ママの食事内容など |
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日時 | 各店舗による |
予約 | 不要 |
アカチャンホンポ

相談内容 | 赤ちゃんの栄養や離乳食の進め方 |
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日時 | 店舗による |
予約 | 不要だが、店舗によっては予約可 |
離乳食の電話相談
電話相談するメリット・デメリット
- 家にいながら相談できる
- メールなどの文字とは違い状況をこまかく説明できる
- お互い顔が見えないのでこまかいニュアンスが伝わりづらい
- 電話が苦手な人にとってはハードルが高い
赤ちゃんを連れての外出は準備も大変なので、家にいながら相談ができるのはいいですよね。
電話が苦手な人にとっては少しハードルが高いかもしれないですが、1人で悩むより勇気を出して相談してみましょう!
電話相談窓口一覧
明治赤ちゃん相談室

明治の電話相談窓口です。相談員は管理栄養士・栄養士。希望すれば相談内容の記録も残してもらえるので、次回の利用もしやすいです。離乳食や授乳に特化しているので、離乳食の悩みを電話で相談するならこちらが一番のおすすめです。
相談内容 | 離乳食の進め方、授乳について、ママの栄養について |
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電話番号 | 0570-025-192(ナビダイヤル) |
受付時間 | 第3火曜を除く、月~金曜日10:00~15:00 (毎月第3火曜日と年末年始はお休み) |
雪印ビーンスターク まめコミ相談室

雪印ビーンスタークが運営している育児サポートサイトの相談窓口です。相談員は専門の栄養士。サイトには月齢別の記事などがあり、読むだけでもヒントになります。
相談内容 | 母乳・ミルクや離乳食など育児全般 |
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電話番号 | 0120-882-369 |
受付時間 | 10:00〜16:00(土日祝、年末年始を除く) |
エンゼル110番

森永乳業の委託を受けて森乳コミュニケーションが運営しているサイトです。妊娠中から就学前の子どもまで幅広い相談内容に対応しています。
相談内容 | 離乳食など育児関係全般 |
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電話番号 | 0800-5555-110(フリーダイヤル) |
受付時間 | 月曜日〜土曜日 10:00〜14:00(日曜祝日・年末年始を除く) |
日本保育協会のママさん110番

社団法人日本保育協会がされているママさん110番。保健師や元保育園長などの専門家が育児関係全般の相談に答えてくれます。
相談内容 | 育児関係全般 |
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電話番号 | 03-3222-2120 |
受付時間 | 月曜~金曜日 10:00~12:00 13:00~16:00 (土日祝・年末年始除く) |
離乳食を相談する際の注意点

- 相談内容をメモしておくと◯
- 食べない、食べすぎなどを相談する際には母子手帳に体重を記録しておくと◯
- 専門家と合わない時には他の人や窓口に相談する
- メールやSNSなどの文面での相談はおすすめしない
ひとつひとつ見ていきましょう。
相談内容をメモしておくと◯
実際相談して、自宅に帰ったら「これも聞きたかったのに忘れてた!」というのをわたしも経験しました。
電話相談でも、電話に緊張してしまって、聞きたいことを聞きそびれることも。
あらかじめ、聞きたいことをメモしておくと安心です。
食べない、食べすぎなどを相談する際には母子手帳に体重を記録しておくと◯
専門家は、食べない、食べすぎなどのお悩みには体重の増え方がどうなっているかを見ます。母子手帳に体重が記録してあると赤ちゃんの体重の増え方がわかりやすいです。
とは言っても、体重は毎日、毎週測らないといけない!という訳ではないですし、体重の記録が必須という訳でもないです。保健センターやショッピングセンターに赤ちゃん用の体重計が置いてあるところがあるので、体重が気になる方は月に1回でも測ってもらえたら良いと思います。
専門家と合わない時には他の人や他の窓口に相談する
専門家といってもやっぱり人間。人と人なので合う合わないがありますよね。
もしかしたらですが、
- 「相談しても共感してくれない」
- 「上から目線で言われた」
ということもあるかもしれません(専門家にはほぼいないと思いたいですが・・・)。
そんな時には気にしなくてOK(気にしちゃうけどね)!気持ちを切り替えて他の人や他の窓口に相談しましょう。
メールやSNSなどの文面での相談よりも対面や電話での相談がおすすめ
メールやSNSで相談した方が気軽に相談できると思うのですが、離乳食って正解がないんです。
その子その子によって違うので、相談に答えるにしても、「生活のリズム」や「体重の増え方」「ママやパパの離乳食のあげ方」など、たくさんのことを相談者さんに聞きながらでないとお答えすることができません。
ですので、こまかく状況を伝えられる対面での相談や電話での相談をおすすめします。
インターネットの知恵袋や相談サイトでの相談も見かけるのですが、相談に答えている方が資格を持っていない一般の方で自分の経験だけで答えたりしていて、専門家から見ると「?」といった内容になっていたりします。逆に傷ついちゃうんじゃない?といった答えを見ることも。
もし、インターネットで相談するなら、専門家が答えてくれるサイトで相談するのがおすすめです。
例えば、
子育て相談ドットコム

子育て相談ドットコムは「妊活、妊娠・出産、子育て」に関するお悩みを専門家に無料で相談できます。
「対面で相談するのも電話で相談するのもハードルが高い」という方は専門家に相談できるサイトを使ってみてくださいね。
他のママやパパは離乳食のどんなことで悩んでる?

【引用】厚生労働省.平成27年度 乳幼児栄養調査結果 第1部 乳幼児の栄養方法や食事に関する状況
国の調査によると、
- 作るのが負担、大変(33.5%)
- もぐもぐ、かみかみが少ない(28.9%)
- 食べる量が少ない(21.8%)
- 食べものの種類が偏っている(21.2%)
- 食べさせるのが負担、大変(17.8%)
などが離乳食について困ったことにあげられています。
噛まない、食べない、食べムラ、作って食べてもらうのが大変ってみんな悩んでるんですね。
離乳食って誰に相談したら良いの?のまとめ
離乳食に悩んだ時には、ママ友への相談も良いのですが、専門家へ相談するのがおすすめです。
対面で相談するのが一番ですが、無料で相談できる電話相談窓口もあります。
対面相談や電話相談のメリットは赤ちゃんの状況をこまかく説明できる点。
離乳食に正解はありません。あなたの赤ちゃんの状況をしっかりと聞いた上でアドバイスしてもらえる窓口に相談した方が良いです。
1人で悩まずに専門家を活用してくださいね!
信頼できる専門家に「大丈夫だよ」って言ってもらえると安心して離乳食をすすめられますよ^^
【参考文献】
厚生労働省.平成27年度乳幼児栄養調査結果の概要.
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000134208.html(参照2020-01-27)
この記事は2020年1月現在の情報で執筆しています。相談窓口の詳細については変更している可能性もありますので、各窓口にお問い合わせください。