離乳食の進め方

赤ちゃんのお口を育てるために離乳食で気をつけたいこと5選

カオルコ
カオルコ
管理栄養士/乳幼児食指導士で離乳食講座の講師をしているカオルコです。長女(1人目)の離乳食で悩んだことがきっかけで離乳食の仕事をしています。

離乳食の大事な役目のひとつが、「赤ちゃんのお口を育てること」です。

実は離乳食の時期のお口の発達が一生の食生活に関わってきます。

この記事では

  • 赤ちゃんのお口を育てるために離乳食で気をつけたいこと5選

について解説しています。

こんな方向けの記事です。

  • お口の発達が気になる
  • 子どもの姿勢や歯並びは気をつけたい
  • 赤ちゃんが離乳食を噛まない、丸のみしていないか心配

難しいことは書いていません。

今日からできることを書いていますので、3分だけ!3分だけお時間ください。

カオルコ
カオルコ
離乳食時期のママパパに知ってほしいことをまとめたよ!
先に結論
  1. おもちゃをたくさん舐めて遊ばせる
  2. 正しいスプーンの使い方を知る
  3. ストロー飲みよりコップ飲みが先
  4. 飲み物(水、麦茶)は食事が終わった後に
  5. 手づかみ食べをしっかりさせる

赤ちゃんのお口を育てるために離乳食時期で気をつけたいこと5選

①おもちゃをたくさん舐めて遊ばせる

赤ちゃんってなんでも口に入れて遊びますよね?おもちゃなんてヨダレでベトベトです。

実はおもちゃを舐めて遊ぶのも離乳食と繋がっているんです。

おもちゃを舐めると、よだれがたくさん出ます。よだれが多い方が、口の中の水分が多いので食べものが飲み込みやすい傾向があります。

よだれしっかり出してあげたいので、おもちゃをたくさん舐めて遊ばせてあげてくださいね!

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②正しいスプーンの使い方を知る

お口の発達に大きく関わってくるのがママやパパが離乳食をあげるときのスプーンの使い方です。

  1. 下くちびるにスプーンをトントン
  2. 赤ちゃんがくちびるではさんで、上くちびるでとり込むのを待つ
  3. スプーンを水平に引き抜く

スプーンで下くちびるに軽くふれて、赤ちゃんに「食べるよ〜」というサインを送ります。赤ちゃんが口をあけたら、スプーンを下くちびるにおくだけ。赤ちゃんが自分の上くちびるで離乳食をとり込むのを待ちます。そのあと、スプーンは水平に引き抜きます。

悪い例
  • 上くちびるに沿って引き抜く
  • 口の奥にスプーンを入れる

上くちびるに沿って引き抜くと、赤ちゃんが自分で離乳食をとり込む力が育ちにくいので、スプーンを引き抜く際は水平に引く抜くことを意識します。また、口の奥までスプーンを入れると、丸のみのくせがつきやすいです。

③ストロー飲みよりコップ飲みが先

多くのママやパパがコップ飲みの前にストロー飲みの練習をしますが、赤ちゃんのお口の発達を考えると、ストロー飲みよりもコップ飲みの方を先に練習した方がいいです。

離乳食を始める時期っていうのは、おっぱいを飲む口から、食べる口に進化している時。

その時に頻繁にストローを使うと、いつまでも赤ちゃん型のおっぱいを飲む口から抜け出せません。この時期には口周りの筋肉や上くちびるを使って欲しいのにストローだとあまり使わずに飲めてしまうからです。

ストローで吸うのではなく、必ずコップを使って飲む練習を先に。

カオルコ
カオルコ
コップ飲みを習得してから、ストロー飲みでOKです!

赤ちゃんが使うコップは取っ手が両方についているタイプがおすすめ。

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コップ飲み、ストロー飲みの具体的な練習方法についてはこちらをどうぞ。

【関連記事】コップ飲み、ストロー飲みの練習方法(現在執筆中)

④飲み物(水、麦茶)は食事が終わった後に

離乳食の時期は食卓にお水や麦茶は準備しなくて大丈夫。

食事中の水分はスープや味噌汁だけにして、食事が終わった後におっぱいやミルク(卒乳した後ならお水や麦茶)をあげるといいですよ。

⑤手づかみ食べをしっかりさせる

手づかみ食べは

  • 自分で食べる意欲が高まる
  • 前歯でかじりとることを覚える
  • 一口の大きさを学ぶ

など、たくさんのメリットがあります。

手づかみ食べをしっかりすると、スプーンやフォークも上手に使えます。

手づかみ食べをするとお洋服やテーブルもぐちゃぐちゃ、片付けはちょっと(だいぶ)大変ですが、大事な時期なので見守ってあげてほしいです。

食事全部を手づかみメニューにするのではなくて、1〜2品手づかみ食べができるものが入っていたら大丈夫。

毎回わざわざおやきを作ったりするのも大変なので、大人のお味噌汁の具を取り出してあげるのもいいですね。

カオルコ
カオルコ
赤ちゃんが食べ物に興味がでてきたら、手づかみ食べを取り入れてみてね!

【関連記事】おすすめ!簡単にできる手づかみ食べメニュー(現在執筆中)

赤ちゃんのお口を育てるために離乳食で気をつけたいこと5選のまとめ

赤ちゃんのお口を育てるために気をつけたいことをまとめました。

  1. おもちゃをたくさん舐めて遊ばせる
  2. 正しいスプーンの使い方を知る
  3. ストロー飲みよりコップ飲みが先
  4. 飲み物(水、麦茶)は食事が終わった後に
  5. 手づかみ食べをしっかりさせる

長女の離乳食を始めたころはお口の発達なんて興味がなかったし、全然わかりませんでした。

でも、離乳食について本格的に勉強したら、赤ちゃんのお口を育てるために離乳食の食べ方がとっても大切だったんです。

この記事は全部、長女の離乳食をはじめる前の自分に伝えたいです。「知っとけばよかった・・・」と思うことばかり。

今日からできることもたくさんあるので、参考になったら嬉しいです。

あなたの赤ちゃんの離乳食がうまくいきますように。応援しています^^

 

【参考文献】
竹内敬輔.お口の育て方 子どものきれいな歯並び、良い噛み合わせをつくるために,2017,p.95,ISBN978-4334979560
井上美津子.乳幼児期の口腔機能の発達〜食育の視点から〜.小児保健研究.2016,vol.75,no.6,p.718-720
一般社団法人鳥取県歯科医師会.こどもの口腔機能の向上について〜食べる機能(摂食・嚥下)を中心に〜https://ttrda.jp/wp-content/uploads/2016/10/6194ca0d09b6a824f1c2749498c3e11c.pdf(参照2020-03-07)